「2人だけなら20坪で十分」「最低でも30坪は必要」
2人暮らし向けの平屋だと、大抵は20~30坪が推奨されてますね。
私の場合、広さはあえて後回しにして、どう暮らしたいかという視点を間取りに反映していった結果、推奨の範囲内でちょうどいい広さに収まりました。
ちょうどいい広さは2人の話し合いで決まると実感したので、もし、広さのイメージが沸かない場合は、まずは私らの体験と調査から20坪・23坪・30坪を軸に検討するとよいかもしれないです。
その理由などを書いてみますネ。
省スペース派なら20坪
シンプルで必要最小限を意識した暮らしなら20坪ぐらいから。
2人暮らしに十分な広さ
20坪は約66平米です。広さがピンとこないですよね。
マンションで言えばファミリー向けとして大体70〜80㎡前後が主流ですから、感覚としてはそれに近いイメージです。
3LDKだと工夫が必要
20坪で3LDKを望むとLDKが12〜14帖ほどで収納スペースも限られてきますので、通路をなくして各部屋をLDK経由でつなぐ設計など間取りの工夫が前提になります。
部屋数よりも広いLDKを優先したいならよいですが、それぞれの個室を確保したい場合は設計士との綿密な打ち合わせが必要です。
建築費も維持費も抑えやすい
20坪のもう一つの大きな魅力はコストの低さです。
延床面積を抑えれば建築費用は下がり、さらに固定資産税・光熱費・将来の修繕費など維持管理のコストも広い家と比べると抑えやすくなります。
住み始めてからのランニングコストを節約したい、老後の暮らしも見すえて設計したい場合もコンパクトな間取りは合理的です。
収納やゆとりは少し犠牲に
収納量はどうしても限られますので、趣味の道具や季節用品を保管するスペースの確保となると難易度は高くなります。
また来客の対応と宿泊スペース、ちょっとしたプライベート空間も容易ではありません。
欲張ると20坪ではすぐに手狭になるため何を優先して何を手放すか、明確にしておいたほうがよいでしょう。
ミニマリスト志向にぴったり
「物を増やさない暮らしをしたい」「掃除や管理の手間をできるだけ減らしたい」
そんなシンプルライフを志向している2人なら20坪の平屋はとても相性がいいと思います。
コンパクトなだけに空間全体に目が届きやすく、家の中をすっきりと保ちやすい。
持たない暮らしを実践中、新築を機に暮らしをリセットしたいと考えているなら、前向きに検討の価値がある広さです。
バランス派なら23坪
広さとコスパの両方を得たいなら、23坪という数字はひとつのポイントです。
2LDKにも3LDKにも対応しやすい
23坪(約76㎡)になると間取りの選択肢が広がります。
20坪では窮屈になりがちだった3LDKも収納や動線も工夫次第で実用性や機能性が格段に向上します。
2LDKであればLDKや水回りに余裕が持てますので、部屋数も確保したいけれどリビングも広く使いたいという要望に応えやすいといえそうです。
長期優良住宅に対応可能
23坪は約76平米。
これは長期優良住宅の認定に必要な床面積75平米以上という要件を満たす広さで、住宅仕様とコスパを考えると大きなポイントになるんです。
税制の優遇や補助金の恩恵を受けたい、耐震性・断熱性・メンテナンス性など高いレベルで仕上げたいなら、認定を前提とした広さでの検討がよろしいかと思います。
私らはこのぐらいの広さで落ち着きました。
コンパクトさとゆとりの中間
広くもなく狭くもない絶妙な広さが23坪だと思います。
20坪でのトレードオフもなく、かといって30坪ほど持て余す感覚もありません。
建築費もある程度は抑えつつ、日々の暮らしにちょうどいいゆとりを確保できる広さの印象です。
最低限より少し贅沢に、でも大きな家のような距離感は要らない。
そんなバランスが取りやすい坪数だと思います。
間取りの自由度が高まる
20坪では難しいようなパントリー・シューズクローク・広めの洗面脱衣などを間取りに組み込みやすくなります。
回遊動線(一周できる動線)を取り入れる余地もあるので日々の家事がラクになる設計にも対応しやすくなります。
性能とコスパをいいとこ取り
断熱性や気密性といった住宅性能を高めようとすると床面積に比例して高額になります。
23坪だと、ある程度は建築費を抑えつつ住み心地や省エネ性能もしっかり確保できる、いいとこ取りを実現できます。
ゆとり派なら30坪
広さに妥協したくない気持ちがあるなら30坪以上が推奨だと思います。
3LDKでも余裕あり
30坪(約99㎡)以上ともなると3LDKの間取りでも十分すぎるゆとりが生まれます。
LDKを18〜20畳ほど確保しながら個室も要望どおりの広さで設けられます。
収納も各所にしっかり組み込めるためモノが納まらない悩みは、よほどのことがない限りは無縁だと思います。
2人暮らしとしては至極の段階に入っていくものと考えます。
趣味部屋や書斎も作れる
2人それぞれの個室のほかに趣味・コレクション・ヨガ・ストレッチ用のフリースペースや書斎の導入も不可能ではありません。
さらにロフトをセカンドリビングにして映画鑑賞やゲームを楽しむ時間を過ごせます。
リフォームにも対応しやすい
10年・20年先、暮らし方に変化が生じたとしても、これぐらいの広さがあれば適した住環境にリフォームがしやすいと思います。
それぞれの時間を楽しめる
50代の夫婦ともなると四六時中一緒にいるより、適度な距離感を保ちながら暮らしたいという意見も少なくないですよね。
一方がリビングでくつろいでいる間に、もう一方は自分の部屋で好きなことをする。
いい感じではありませんか。
30坪以下でも、それぞれの時間を楽しめる間取りは可能ですけどテラス・中庭・小上がり・ヌックなど、どちらでも使えるスペースがあると、また違った雰囲気で過ごせるのでいいかもしれませんね。
まとめ
家を求めるとき、広さより間取りを気にしませんか。
賃貸や建売住宅の物件情報で、真っ先に見るのは価格や家賃ですけど、その次は間取りでしょ?
面積からチェックする人は、そういないのですよ。
この記事では20坪・23坪・30坪にあえて分けましたけど、坪数から広さなんて想像できませんよね?
それが文字だけで伝える限界。
広さのイメージをつかみたいなら、モデルハウスを見学するか、間取り集を眺めるといいですよ。

