モヤモヤしていた間取りの方向性が3つの気づきでスッキリした話

注文住宅の間取りと設計

間取りの打ち合わせが始まってから、ずっとモヤモヤが続いていました。

提案された図面を見て「悪くはないけど、何かが違う」と感じるのに、何が違うのかを言葉にできない。

どこかで聞いたようなフレーズですが、そんな状態のまま打ち合わせの回数だけが増えて、基本設計として固まっていくのは避けたいのもありました。

それって後悔の原因にもなりますから。

しかし、とあるきっかけで、なんとスッキリ!

なぜスッキリしたのかを書いてみますね。

間取りの打ち合わせで感じたモヤモヤとは

ハウスメーカーとの有意義な間取り打ち合わせのはずが、毎回残るのはモヤモヤ感。

何が原因なのか、振り返ってみました。

その場では納得するが・・・

あるあるなのか、私の気質(性質)なのかわかりませんが、帰宅して提案図を見返すと「あれ、あそこはどういう意味だったんだろう」「ああ、コレ聞けば良かったな」などと、疑問・質問がどんどん出てくるのです。

打ち合わせは毎回1.5~2時間ほど頂けて、よい雰囲気で行われるので大好きな時間なんですけど、そもそも、その場で質問が浮かばない&できないタイプ。

話を聞いてないわけではなくて咀嚼時間がたっぷりないとダメで、だから自宅に戻ってゆっくり眺めるほど、数珠つなぎで聞きたいことがでてくるんです。

次回、質問を持って行って打ち合わせても、反映された提案図はさらに次の打ち合わせでしか見れないので、生産的ではないんですよね。

間取りを追いかけてる感じで、決めている感じがしないモヤモヤですね。。

自分の中に答えはない

提案された間取りに不満はないんですよ。

でも、何か違う気がすると言いますか、決定的なものが見えないんです。

これ、ヤバイなあと思いました。

打ち合わせのたびにブラッシュアップされて非常にありがたいのですけど、心のどこかで「これでいいのか?」というのは残るんですよね。

しかも「これでいいのか?」のアンサーとなる判断材料が自分の中にない、導き出せないというね、これが間取り迷子なんだろうなと。

ただ第三者が描いた絵画の鑑賞だった

要望として唯一はっきりしていたのは「平屋にしたい」「ロフトがほしい」という2点だけです。

平屋を選んだのは老後に備えて階段の上り下りは無いほうがよかろうと、ロフトは荷物の収納と将来的に趣味スペースとして使えそうだという期待からです。

ただ、それ以外の部分は白紙に近い状態でした。

たとえば玄関の広さ・洗面の位置・キッチンのレイアウト・窓の数と向きなど、自分たちの暮らしに合うであろう具体的な構想すら持っていなかったのです。

つまり設計士さんが考えた間取りという絵画を、ただ鑑賞して感想を述べているようなもの。

とてもじゃないが家づくりと言えるものではありません。

3つの気づき「L.U.Cの法則」

L.U.Cの法則なんて、どこにも出典はありません、私が勝手に付けた造語ですから。

これがスッキリの源になったので、お伝えしますね。

きっかけはセカンドオピニオン

ハウスメーカーとは別に間取りの専門家にセカンドオピニオンの相談・依頼をしたのは、すでに記事として公開しています。

担当設計士への失礼を覚悟で間取りのセカンドオピニオンを頼んでみた
間取りの打ち合わせが進んでいます(2026.5月時点)が、「本当にこれでいいのか」という自問自答も続いています。ウダウダ悩んでも仕方がないので、間取りのセカンドオピニオンを依頼しました。住宅に関するセカンドオピニオンについては、担当設計士さ...

赤文字で書かれた柔軟性ある提案を確認しているうちに「ああ、注文住宅だから自由にできるじゃん」と今更ながら気づいたんです。

注文住宅最大の強みである「自由性」を全く活かしていませんでした。

もちろん制限はありますから自由度にも限度はありますが、素人の強みを生かして、もりもりと要望してもいいんだと。

で、たまたま住宅関連でCAD設計の経験もあったので、設計士さんの提案図をコピーして、外周だけはいじらずに間取りをゴチャゴチャやってみようと考えたわけです。

暮らしを180度変えるのは難しい

夫婦でじっくりと話し合った後で間取りをゴチャゴチャといじっていたときに、ふと、キッチンの熱源は左側がいいなあと思ったんです。

今の自宅が左側にガスコンロがあるんですね。

で、提案図は右側にIHヒーターがあるのですけど、熱源の種類はよいとして「左側が慣れてるから反転させようと。

その後もどんどん今の住居にあわせてアレンジしていくと、あれよあれよと間取りアイデアがどんどん出てきたんです。

その数は10種類、つまり10枚以上の間取り図ができあがりました、自作ですけど。

新しい家に住むのだから生活スタイルも新しくという思い込みを捨てて、変えなくていいものは変えないと決めただけで、めちゃくちゃ腑に落ちましたね。

考えてみると20年以上続けてきた生活習慣を変えるのはシンドイ年齢ですし、私自身が環境が変わると馴染むまでに時間がかかるタイプなので、注文住宅の契約に腰が引けたのも「大きな変化」を避けたいからだったかもしれません。

だから朝起きてから奥さんが出勤するまで、さらに私が仕事タイムに入るまでの行動などを新居に持ち込めば適応が早いと気づいたわけです。

土地を含めて建物自体がアップグレードしてるわけですから新鮮さは変わりません。

今の暮らし方をベースに間取りを設計したうえで、ちょっとだけ贅沢要素を加えるという基本方針が、ようやく定まりました。

おそい・・・。

L.U.Cの法則とは

さて、ここで必要性は不明ですが私が編み出した?法則についての解説です。

名付けて「ラックの法則」と呼ぶことにしました。

テストには出ません。

  • L|ライフスタイル:生活習慣を持ち込む
    しみついた動き方を逆に生かせば新たな環境でも馴染みやすい
  • U|アップデート:今より少し便利に
    住まいの機能と性能は底上げされるので多くは望まず身の丈に合った利便性を実現
  • C|コンパクト:小回りの利く動線
    平屋のメリットを最大限に活かしつつ広すぎずで毎日の小さなストレスを減らす

ご注意:一般向けではなく私たちの方針をカッコよく名付けただけです

間取り図自作で情報共有作戦

L.U.Cの法則は対外的に「何それ案件」のため、別の方法で我々夫婦とハウスメーカー側でのイメージと情報の共有が必要です。

「広めのリビング」と言ったところで、コチラは15帖ぐらいを想定してもハウスメーカー側は20帖かもしれません。

そんなイメージのギャップを埋めるのは図面であるとの結論で、そうなったら自作したらええやんとなりましたとさ。

使用したツール

ツールは「マイホームクラウド(無料版)」でブラウザ上で操作し、1つのアカウントで5つまで図が保存できます。

マイホームクラウド
基本無料、インストール不要ですぐ使える間取り作成サービス。PC(Win/Mac)、タブレット、スマホに対応。マイホームを描いて即時に3D化。新築の検討に。リフォームの依頼に。

イメージと情報の共有が目的ですが、印刷してみると、部屋ごとにグラデーションがかかるので見やすいです。

ようやく、こちらの要望を埋め込んだ、たたき台の間取り図を伝える準備が整いました。

ふう・・・。

言葉や文字よりビジュアルが効果的

実際に図を作り始めると奥さんもあっさりと認識してくれますし、改善案もだしてくれます。

たとえば「リビングから、こう回って洗面に行けるし、そのままランドリーに直結してるんやね」と、頭に空間が描かれている模様。

これでより一層、有意義な会話ができるようになりました。

図には面積を帖数で表示しているので、その広さは自宅でも疑似的に確認できるのは大きなメリットです。

収納がなんと約10帖に

おうちを建てる方や買われる方のほとんどが望まれる収納量。

間取りを自作していくうちに「こうすれば確保できるんじゃね?」というアイデアがバンバン図に反映できるので、がっつりキープできました。

その広さ、なんと現状の2倍以上でトータル約10帖に迫り、モノを大事にする奥さんの個室(約7.5帖)にはウォークインクローゼットを2か所(約5帖分)確保してます。

あ、個室自体の広さはそれ以上ですよ、

2人しか住まないのに多すぎではという意見がありそうですが、いいんです、それで。

インスタグラムで紹介されてるような無印良品で収納ケースを購入してきれいに整然とモノを片付けるなんて、一切、想定していない(できない)ので、ともかくぶっ込んでおける空間があればよろしいという無骨なスタイルを所望。

たとえリビングが犠牲になろうとも、仕舞えず部屋の片隅に置きっ放しという事態は、どうしても避けたいので。

自作間取り図について

あくまでも要望やイメージの具体化だけが目的ですので、私の取ったスタンスや期待したい効果について書きます。

自作間取りは提案図あってこそ可能

プロが作る提案図は法的な制限や構造を頭に入れた上で書かれている半面、自作図にはそれがありません。

むしろハウスメーカーから提案図を手がかりに「ここは変えたい」「ここはこのままでいいかも」といった整理ができるのです。

自作間取り図唯一のルール

外壁の長さや幅、つまり建物の平面的な形状はイジらないという1点のみ。

隣地との境界から距離が指定されてるし駐車場もすでに場所が決められているので(街並みガイドラインより)、形状も変えると「お話にならない」のですよ。

空間ごとの希望を具体的に伝える

自作間取り図を作る過程で空間ごとに希望をパワポでまとめました。

たとえば玄関収納は靴を履いての出し入れを極力なくすため、ホールに半分乗せるなど。

玄関間取り

玄関狭くね?通るだけなのでコレで十分。

こうした細かい情報をハウスメーカーに渡しておけば、後々になって「あれどうしよ、これどうしよ」なんて慌てる必要もないです。

こういう細かい作業が好きなんですよね。

法規や建築上の判断はプロにお任せ

自作間取り図では、私が好き勝手に部屋や水回りなどを配置しています。

法規や建築構造の反映は素人には無理なので実現可否の判断はプロに委ねようと。

「できるかどうかわからないけど、こうしたい」という要望は今の時期だけで、基本設計が固まって詳細設計に入ると、大幅な変更は厳しくなる可能性があります。

だから遠慮せず壁打ちしたいのです。

プロのレビューでブラッシュアップに期待

自作間取り図と各空間の要望をまとめたパワポを、次回の打ち合わせ前にハウスメーカーへ提出します。

素人が作ったイメージ図ですが「このような暮らしをしたい」という意図が伝わればいいかなと。

もしダメな部分があっても私らの方針を理解した上でプロの代替案が出てくるでしょうから、より洗練されるかもしれません。

これに期待している部分もあります。

まとめ

我ながらアッパレのL.U.Cの法則。

おかげで間取りを考えるのが楽しいです。

セカンドオピニオンをきっかけに「L・U・C」という3つの視点に気づいたのはラッキーでした。

  • 今のライフスタイルを持ち込み
  • ちょっとだけアップデート
  • コンパクトな動線

いうほど特別ではないのですけど、方針やコンセプトがしっかれ持てているので迷いがなくなりましたね。

インスタグラムの洗練された間取りのコンテンツを見ながら「うわーすげー」なんてダラダラ視聴の時間も大幅に減りました。

さて、どうなることやら。

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