標準仕様の太陽光発電をあえて外した3つの理由

住宅仕様と費用

太陽光発電・・・。

当初の提案から標準仕様として含まれていて「ん?」と思いましたが、あえて触れずに打ち合わせを進めてきました。

まあ、良かれと思って付けたのかはわかりませんが、ぶっちゃけコスパには懐疑的。

暮らし方・今後のライフスタイル・家づくり全体の予算・状況の変化などから、今の段階では太陽光発電を外す方向です。

3つの理由があるので、順にお話ししましょう。

理由1 予想した費用回収期間とのズレ

シンプルに元が取れるのかという費用対効果への疑問でした。

電気使用量の増減

まず考えたのは現状の電気使用量です。

新居に移り住んだからといって電気使用量が極端に増えるとは考えにくい。

テレビを日中つけっぱなしにする習慣もありませんし、在宅での仕事が主だとしても電力を大量に消費する内容ではありません。

まして新居自体が電気を食う仕様なんて本末転倒ですから、どう考えても電気使用量が跳ね上がる可能性は薄いんですよね。

となると太陽光発電による削減効果は大きくないかもしれない、そんと感じがしています、蓄電池もないし。

発電量と費用対効果の試算

試算はシャープの「ソーラー簡単シミュレーション」を利用させていただきました。

結果は以下のとおりです。

太陽光発電システム収支予測

条件

  • システム容量:5.2kw
  • 平均月額電気代(過去1年の実績から):8,574円

試算結果

  • 年間発電量目安:6,240kWh
  • 設置費用目安:1,508,000円
  • 節約できる電気代(1年目):12,458円/月 ←平均を上回るので電気代実質ゼロ
  • 節電収益:2,685円/月、売電収益:9,773円/月
  • 償却期間(投資の回収):16年

運用20年での換算

  • 節電収益総額:839,018円
  • 売電収益総額:1,009,812円
    1年目~4年目:24円/kWh、5年目~10年目:8.3円/kWh、11年目以降:7円/kWh
  • 収支予想額:340,831円
    収支予想額 = 節電収益総額 + 売電収益総額 – 設置費用目安 + 補助金
    ※有償メンテナンス費用等は含まない

導入前後の比較

項目 導入する場合 導入しない場合
初期費用 約150万円
(標準仕様として建築費用に含まれている)
見積もり額から減額
月々の電気代 実質0円の予測 月平均8,600円前後
売電収入 あり なし
投資回収 約16年 なし
20年間の収支 約34万円のプラス
(メンテナンス費用は加味していない)
8,600円×20年=172,000円
光熱費として支払い

毎月の電気代がほぼゼロになる試算は魅力的です。

20年間での約34万円もプラスですが、この試算にはパワーコンディショナーの交換や修理など有償メンテナンス費用が含まれていませんので、おそらく数字としては下がるでしょう。

しかも電気料金の上昇や売電価格の変化など不確定要素だらけですから、率直な感想は「回収期間が思ってたんと違う」というものでした。

10年ぐらいならワンチャン・・・という思いもありましたが結果は16年との予測。

利益も決して大きいとは言えないので是が非でも導入したい設備とまでは感じられないので、やはり外す方向になると思います。

理由2 金利上昇で住宅仕様を見直し

2度の政策金利上昇が仕様全体を見直すきっかけになりました。

返済額の負担が増える

契約から着工までが長いと起こりうるリスクが現実となってしまいました。

2025年12月と2026年6月の半年余りで政策金利が0.5%から1%に倍増。

昔はもっと金利が高かった、なんて若かりし頃の武勇伝を聞くぐらい生産性のない話も耳にしますが、当事者としては大変手なんですよ。

今の段階で月12,000円ほど返済額が増加します。

実用性重視の家づくりに加えて、そもそもの建築費の減額に手を付けなくては家計が持ちません。

さらなる金利上昇に備える

2026年の後半も金利上昇の機会があるかもしれません。

さすがにそれはないと楽観視するより、できる限り手を打っておくほうが現実的です。

最後の手段は平屋を諦めて基本設計を1.5階に大幅変更する気持ちもあります。

2階建てが最も建築費を抑えられますが、平屋との中間である1.5階で、すでに間取りの自作をスタートしています。

理由3 コストダウン対象のひとつ

標準仕様として建築費に含まれていますが「どうしても欲しいもの」ではないので削除リストにピックアップしていました。

停電・災害への備えとしては負担が重い

太陽光発電の解説記事では停電や災害時の備えとしてメリットがあると語られます。

しかし、今、住んでいるエリア周辺では20年以上停電なし、災害による被害もなし、避難経験もありません。

今後も安全とは言い切れませんが防災目的で高額な設備投資の必然性は薄いと感じています。

削減効果

設置費用(初期費用)が不要になりますし、パワーコンディショナの交換費用や定期的なメンテナンス費用といった維持管理費の負担がなくなります。

試算結果のとおり初期費用の推定額である150万ほど削れるとベストですが、今の段階では目標値として折衝するしかありません。

とはいえ大きな削減効果が期待できます。

標準仕様は外せる

標準仕様は変更できない、制限があるように感じるかもしれませんが、私は外すかもしれないという話を早い段階で伝達していたので外す方向に進めました。

注意点

標準仕様から外しても費用が差し引かれるかどうかはハウスメーカー次第のような気がしています。

または基本設計段階であればOKで詳細設計の段階だとNGだとか、まずはルールの確認をしていたほうがいいかもしれません。

後付けはしない

将来的に後付けする選択肢は、今のところはないですね。

余命というと少し重い言葉になりますが残り時間は若い人より確実に少ないので、今は外して将来必要になったら後付けすればいいという先延ばしはできないですよ。

まとめ

契約後に金利上昇というコチラとしてはよくない流れ。

より建築費全体を見直す機運が高まり、結果として投資効果に疑問を抱いていた太陽光発電を、標準仕様にもかかわらず外す方向で進めています。

太陽光発電に限らず「なんとかなるやろ」という根拠のない楽観的姿勢は浪費につながるだけなので、細かいところまでチェックしていく所存です。

が、はたして、どうなることやら。

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