間取りの打ち合わせが進んでいます(2026.5月時点)が、「本当にこれでいいのか」という自問自答も続いています。
ウダウダ悩んでも仕方がないので、間取りのセカンドオピニオンを依頼しました。
住宅に関するセカンドオピニオンについては、担当設計士さんとの関係性を危惧して、二の足を踏んでいる方も多いと聞きます。
さて、私の場合は・・・。
とりあえず経緯や結果などを正直にお伝えしますね。
セカンドオピニオンを依頼した経緯
注文住宅では間取りで悩みまくって出口が見えない状況を「間取り迷子」というらしく、あるあるのひとつだとか。
なぜセカンドオピニオンを依頼したのかといえば、別に担当設計士さんの力量を疑うのではなく、私らの生活習慣における動き方、収納の十分さ、スペースの活用性とか、そういう面で別の視点が欲しかったのです。
素人の付け焼き刃は泥沼への入口
「営業さんが要望を反映してくれない」「聞いて図面化するだけで提案がない」「間取り確定の締め切りが近いのに何も決められない」なんて、ハウスメーカーでもいろいろあるらしいですね。
その点は、私が契約したハウスメーカーは全くなくて、特に担当の営業さんは私の数倍はしゃべります・・・。
ところが全てムダがないので、つい、聞き入っちゃうんですよね。
どれだけ知恵を授けてくれたことか。
具体的に中古住宅の内覧のポイントまで語ってくれましたからね。
そんな恵まれた状況なんですが、さすがに任せっぱなしではアレなんで間取りの打ち合わせが始まった当初から「自分でも勉強しなければ」と思ってですね、間取りに関する書籍を何冊も読んできました。
幸いKindle Unlimitedを契約してたので片っ端から読むほど、「そういうことか」と知識やノウハウが得られたのです。
ところがですね、ふと気づいたんですよね。
知識やノウハウに触れるほど「この動線はおかしい」「収納はここに欲しい」なんて次々に自分なりの間取り改善が生まれますが、裏を返せば建築のド素人が勉強した知識をそのまま当てはめようとしているだけ。
これは迷子のスタートだなと。
書籍は私の暮らしを前提にしてない
書籍で紹介されている間取りのノウハウは一般的に使いやすい間取りや、事例をもとにした解説が主です。
SNSでも間取りの自慢よかった部分が紹介されてますけど、確かに参考にはなりますが、私らにフィットするとはいえません。
ましてや人気の間取りランキングや後悔しない収納の作り方といった情報も、ホントに見ごたえありますし羨ましい気持ちになって、つい取り入れたくなりますけど、わが家の具体的な暮らし方にフォーカスしてないんで、隣の芝が青く見えてるだけなんですよね。
だから私ら夫婦の生活習慣や動きのクセなんかは、当然のように書籍は前提にしてないですから、自分たちの生活スタイルをベースにした視点で意見をもらうにはセカンドオピニオンが合理的だと感じて行動に移したのです。
図面化して動線まで確認するのは難しい
フリーの間取り作成ツールやソフトはたくさんあります。
それを使って、いっちょ最高の間取りを作ってやるかと、実際に提案図をトレースしてやり始めたんですが、頭の中でイメージしたものを図に落とし込むのは、結構、時間がかかります。
しかも建築基準や構造計算とか日照計算とか全く無視なんで、それこそ「キレイな机上の空論」に時間を費やしているだけ。
さらにいえば図面上で動線などを確認できるなら、プロになってるはず。
っていうね、自分を冷静に客観視する特技(だと思いたい)によって、「ちょ、待てよ」と言わんばかりに今は作業を中断しています。
ド素人には、間取りの図面をいじりながら日常の動作を追って良し悪しを判断するのは、「お遊び」でしかないと痛感しましたね。
ただ全部がムダではなくて、間取りの重要性が身を持って理解できたのは、今の基本設計を詰めていく時期には活きると思いました。
良かれと思った改善が改悪になる可能性もある
ツールで間取り図面をこねくりまわしていくと、「ここを変えるとあっちが狭くなる」「これはできないかもしれないけど書いとけ」みたいな適当さが出てきます。
これは間取りとは何ぞやを理解してなかったからです。
まず住まいの空間を機能や用途で区分、具体的には家族共有の空間(LDKなど)・個人の空間(個室など)・その他の空間(水回りなど)を明確にして、そのうえで壁で仕切った部屋を配置したのが間取りなんです。
それがわかってないのでハマらないパズルをやっている感じです。
収納を増やすために壁を延ばしたら隣の部屋に壁が飛び出る、ウォークインクローゼットを広げたら寝室が小さくなったとか、一点を改善しようとすると別の場所に皺寄せが来るのが間取りの難しさ。
それならスパッと図面を引いてくるプロに任せたほうがいいですよ。
セカンドオピニオン依頼先を比較
簡単にですけど参考になれば。
SNS経由
Instagramでしか見てませんけどハウスメーカーから個人の建築士まで、幅広く発信してますね。
で、気になった動画からプロフィールを見て、サービスサイトに飛んでみたりしてチェックを重ねましたけど、なんとなく、なんとなくですよ、情報販売的な動画の作りがちょっとね、苦手といいますかサービス中心に見えて。
人が人のために設計するんで、その人となりを見たかったんですけど、ともかく作りがきれいすぎて人間味を感じなかったのが印象ですかね。
信頼性に欠けるというわけではないですけど、キラキラ感というか、ともかく合わないなと思っちゃいました。
建築士・設計事務所を検索
セカンドオピニオンをサービスメニューとしている建築士に、中立の立場で相談するのもいいよなーなんて思いました。
ただ予想通り5万とか10万円代とか、内容によってはかなり高額なんですよね。
こちらの事情から、あまり高い料金は・・・。
だけども細かいところまで見てくれそうです。
ココナラ
建築士さんやハウスメーカーの元設計士さんたちが、格安で出品しています。
依頼内容や費用感が明確で、相談ハードルの低さが大きなメリットです。
お試しの意味合いでもよろしいかと。
セカンドオピニオンの費用感
私の属性を考えてごらんなさいな、わかるでしょ、求める料金相場というのが。
10万円以上はさすがに迷う
建築士・設計事務所でしっかりと相談した場合、複数回のヒアリングや詳細な資料作成が伴うと、費用が10万円を超えます、ほぼ確実に。
建物自体に数千万円かけているわけですから、間取りの専門的な確認に10万円程度を払うことは、決して非常識ではありません。
お試しなら3,000円ぐらいから
3,000円~1万円前後で建築士にチェックしてもらえるのは、かなりありがたいです。
結局、私としては、この価格帯からスタートして、相性なんかもふまえてリピートしたらいいかって感じになりました。
実際にココナラで依頼してみた
自分で言うのもなんですが、大方の予想通り、ココナラを利用しました。
女性一級建築士に依頼
なぜ女性建築士さんだったのか。
間取り相談を受けている建築士さんの事例などを可能な限り調べたんですけど、こんな傾向が一例として見えてくるんです。
- 男性建築士:書斎・ロフト・吹き抜けなどこだわりの空間を作り
- 女性建築士:炊事洗濯が楽になる動線や収納の不満を解消したい
で、担当の設計士さんが男性で、確かに家事動線や収納についての言及は多くないんですよ。(まだ担当して日が浅いせいもありますが・・・)
私らの懸念もまさに家事動線と収納が中心になるので、だったら、そのトピックに慣れているであろう女性建築士がうってつけかなと考えたんです。
得意不得意があるでしょうからね。
それから女性建築士さんでも「ママ向け」を主なターゲットにしていないかを重視しました。
子育て中のママさんからの相談は、めちゃめちゃ多いと思います。
だけども私らはもう夫婦だけでの生活がメインになるので、おじとおばの組み合わせでも差し支えないと思われる建築士さんがいいかなと。
ココナラでの実績や口コミは、あまりアテにせず、仕事内容で選びました。
赤ペン先生のような資料が届いた
依頼時にハウスメーカーから受け取った間取り図のPDFと、現在の生活スタイルや気になっている点を文章でまとめて送りました。
翌日には納品されて、びっくらこいたのですけど、届いた資料は間取り図に直接、具体的な指摘が複数箇所に記されていました。
某通信教育の赤ペン先生のようでしたよ。
ものすごく見やすくて、しかも問題点が視覚的にわかるので、プロのすごさを垣間見ました。
なんと料金3,000円。
最高のコスパです。
安いからといって求めすぎない
ただし注意点があります。
ほぼピンポイントでの相談と考えてください。
全面的な間取りの設計変更案の作成といった作業は、当然、追加料金が必要です。
依頼前に出品者である建築士さんのサービス内容を丁寧に読み込んで、何を依頼できて、オプションとしか何が用意されているのかを確認してくださいね。
聞きたいことに答えます
セカンドオピニオンを検討しているときに、自分自身が気になっていた疑問をまとめてお答えします。
契約済みでも大丈夫だった?
はい、問題ありませんでした。
土地の売買契約と建築請負契約のどちらも締結済みでしたが、間取り相談を受けてくれる建築士・設計士の大半は、契約済みの案件でも対応しています。
個人情報や契約先の情報は伏せる必要はありますけどね。
むしろ契約後の間取りを含めた基本設計確定前の段階こそが、外部の意見を取り入れる現実的なタイミング。
ハウスメーカーに悪い印象を持たれない?
外部の建築士に相談したことを、ハウスメーカー側が知る方法は基本的にありませんし、あえて言う必要もないですよ。
もしもですよ、セカンドオピニオンで気に入った部分を伝えるなら、まるで自分がひらめいたかのように言えばいいじゃないですか、知らんけど。
まあ、それは半分冗談として、仮に担当設計士さんや営業さんにうっかり話して、ヘソを曲げられたならば、その程度の器だったと考えて、即、手付金を捨てて縁を切ります。
そんな相手に数千万も掛けられんわ。
担当設計士さんへの裏切り行為では?
正直、最も気になっていた点です。
担当設計士さんを信頼してないわけではなく、別の視点で意見が欲しいかったので、医療の世界でセカンドオピニオンが一般的に行われているように、住宅の設計においても複数の専門家の意見を参考にすることは、ごく自然な判断だと今は思っています。
担当設計士さんの提案を否定するためではなく、より良い間取りにするための情報収集として位置づければ、裏切り行為にはあたらないと考えています。
次の打ち合わせで気まずくならない?
セカンドオピニオンで指摘を受けた内容を、打ち合わせに持ち込む際は「こんな点が気になっているのですが、どうお考えですか」という質問として伝えます。
言葉で伝えにくいなら、その場で図を書けばいいのですし。
いくらなんでもセカンドオピニオンの資料を、そのまま出せば空気が変わるかもしれませんけど、自分で理解した上で伝えれば、気まずくなることはないですよ。
まとめ
セカンドオピニオン、受けてよかっです。
むしろハマりそうで怖いぐらい。
担当設計士さんとの関係性を気にしましたが、特段、報告の義務もないのですから、捕らぬ狸の皮算用とは、こういうことを言うのですね。
間取りの打ち合わせを重ねながら「このままでいいのだろうか」と感じて外部の専門家に意見を求める、これ自分のためです。
どれだけの費用で専門家の視点を借るかは、個人の判断に委ねますが、数千万円の買い物に対する保険として十分に価値があると感じています。

