50代半ば・低年収フリーランスが5000万円フルローン仮審査通過

住宅ローンと資金計画

50代半ば、低年収フリーランス。
しかも、これまで持ち家はなく、今回が人生で初めての住宅購入です。

そんな我が家ですが、5000万円規模の住宅ローン仮審査にGOサイン出ました、とハウスメーカーの営業マンから知らせを受けた瞬間、うれしいより先に「マジか・・・」と思いました。

その心境は「フリーランスは審査に通りにくい」といった一般論を覆した高揚感や安堵感ではありません。

  • 「ん?全額を貸してくれるの?」という戸惑い
  • 「この年齢で背負って大丈夫なのか」という恐怖に近い不安

人間って勝手ですね。

家が欲しいと融資を希望したのに借りられるとなると心がすくむんですから。

そんな50代半ば・低年収フリーランスの我が家が、5000万円規模の住宅ローン仮審査にどう向き合ったのかを、できるだけそのまま書きます。

  • 50代で今さら家を買うなんて遅いのではと思っている
  • フリーランスで住宅ローンは厳しいのではと不安がある
  • 仮審査が通っても、その先が怖い

そんな同世代を中心に、迷っている方の判断材料のひとつになればうれしいです。

5000万円の住宅ローン仮審査は通っても安心できない

改めて言いますが、我が家は5000万円規模の住宅ローン仮審査に通りましたが、1行ではなく2行で通過しています。

さらに言えば住宅金融支援機構のフラット35も。

目からウロコ状態で、門前払いされなかったことには、少しホッとしました。
落ちたら落ちたでショックだったと思います。
でも、通ったら通ったで、これからの責任が重い・・・。

住宅ローンの仮審査は通過点ではなく、自分たちが本当にその金額を背負う覚悟があるのかを突きつけられる場面なんだと感じました。

条件は住宅ローン的に強くない

我が家の条件をざっくり書くと、こんな感じです。

  • 50代半ば
  • 低年収
  • フリーランス
  • 初めての持ち家
  • 建て替えではなく新築
  • 収入合算で進行中
  • 土地購入済み
  • 建築請負契約締結済み

こうして並べると、よく住宅ローンの仮審査を通過したなと誰もが思うはずで、決して強い条件ではないと思います。

そもそも借入時の年齢だけでも不安材料でしたし、フリーランスという働き方も厳しい目で見られてしまうだろうし、それでいて借入希望は5000万円です。

正直、自分が審査担当なら渋い表情してたでしょう。

だから今回、お伝えする内容は「こんな条件でも余裕でした」とドヤ顔をして、講釈を垂れるのではなく、

「こんな条件でも仮審査の土俵には立てたけど、その先は全然ラクではない」

という現実の話なのです。

なぜ5000万円規模になったのか

最初から「5000万円借りよう」と決めていたわけではありません。

当初は「2,000~3,000万円台のできるだけ築年数の新しい中古住宅」をターゲットにしていたんです。

それが、何かのきっかけ(ポータルだったかな?)で今の住まいから離れていない場所に分譲地が発売されていると知り、これまた近くの住宅総合展示場へ話を聞きに行ったのが大きな転換となりました。

住み慣れた場所は環境もよく公共の交通網は適度に整備されていて、それでいて静かですし教育施設・商業施設・公共施設も車で数分から数十分の範囲に揃ってます。

加えて借りている物件の広さは申し分なく、しかも新築時に入居して20年近く住んでますけど家賃は2,500円上昇しただけ、このご時世に。

つまり住まいのコストにも恵まれた中で心地よい環境にどっぷり浸っていましたから、家を買うなんて発想もなかったのです。

心のどこかで変化を拒否していたんですよ。

もしも、もしもですよ、新居の隣がヘンな人だったら嫌じゃないですか・・・。

そんな心中、少しだけ興味を持って住宅総合展示場に面談予約して、土地と建物での販売想定価格を聞くと「ざっと5,500万円前後ですね・・・」と言われて時が止まったのを鮮明に覚えています。

だけども、この機会を逃すと一生賃貸暮らしかもしれないし、終の棲家を得るにはギリギリのラインかもしれないのです。

まだ現地は造成が始まったばかりなのに、引き寄せられるように何度も足を運んでいました。

  • この買い物は現実離れし過ぎてないか
  • もっと身の丈に合わせるべきではないか

今も、ずーーーーーーーーーーーーーーーっと、心のどこかにそんな思いがあります。

それでも前に進んだのは金額だけじゃなくて、今このタイミングで動いたのはきっと何か縁のようなものというアホで調子のよい解釈と、妻へのこれまでの自分に対する貢献に報いたかったからです。

ぶっちゃけ、奥さんが気に入っちゃったから、しょうが(ry。

仮審査に申し込む時は緊張した

仮審査の書類を出す前、かなり気持ちが揺れました。

マジで出すのか?みたいな。

それと「落ちたらどうしよう」という不安です。

この不安は、昔懐かしい受験願書提出前の青春時代・・・なんてもんじゃないっす。

「通ってしまったら、引き返しづらくなるのでは」

そんな怖さに近い不安でした。

落ちれば「やっぱり難しかったか」と気持ちの整理は付きますが、通ってしまいましたから、

  • 本審査まで時間あるけど本当に借りるのか
  • マジで払っていけるのか
  • 腹をくくれるのか

なんて、50代半ばでの5,000万円の住宅ローンは、若い頃であれば「あとで何とかなるかもしれない」と勢いで押し切れますけど、それは無謀というもので考えにくいです。

収入が大きく伸びる保証もないですし、何より返済期間が短い。
だから仮審査は希望が見える手続きでもある一方で、かなり現実的な不安が形になる手続きでもありました。

年齢より返済の持続性を見られる

審査の中身をこちらが全部知ることはできません。

ただ実際に進めてみて、ネット上によくある記事の内容とは少し印象が違いました。

年齢

これはもう避けようがありませんが、50代半ばについてツッコミは一切ありません。

金融機関は原則として完済時年齢を定めていますが、返せるんだったら年齢なんて関係ない、かのような対応だと感じました。

実年齢よりも就労期間、つまり社会人として働いている年数を見ているのかなと。

世帯としての返済力

今回は収入合算で進めています。

参考までに・・・。

  • 収入合算
    配偶者・パートナー・親族の合計収入を元に借入可能額を増やす
    ローンは1本化できるが連帯保証や連帯債務を求められる
    合算者は団信に加入できないケースが多いので民間の保険でカバー
  • ペアローン
    夫婦・パートナーなど、それぞれが主債務者となってローンを組む
    それぞれ団信に加入できるが万一の時はローン全額が免除対象にはならない
    諸費用もふたり分

単独での契約ではなく夫婦での返済力を判断してもらったので、もしかすると収入合算という作戦が功を奏したのかもしれません。

仮審査の所感

少なくとも今の実感としては、

「年齢が高いから無理」
「フリーランスだから無理」

と単純に言い切れるものでもない、ということです。

だけども通ったから安心という認識もしてないですね、私の場合は・・・。

2行に仮審査を出したのは営業マンの助言

今回は1行だけではなく、2行に仮審査を出しました。

「ネット銀行が安いんじゃね?」「地元の銀行は金利が高くね?」

ずっと、そう思ってました。

営業マンとみっちりミーティングして、ネット銀行のカラクリなんかも知ると、いかに自力での住宅ローン検討は視野が狭かったかを痛感しました。

で、結局、営業マンは5つぐらい金融機関を挙げてましたが、担当者との話しやすさとか審査の基準の違いとかを総合的に判断してもらって、2行に絞り込んだのです。

結果として2行とも通過したので、ネット上の情報がいかにアテにならないかを知りました。

変動金利を選択しましたけど、けっこうイイ感じの金利を提示してもらってます。

向こう1年間は提示した金利がベースとなるので、今、金利上昇が叫ばれてますけど、逆に良かったなと思っています。

やはり餅は餅屋です。

フラット35も通ったけど金利が・・・

実は2行だけでなく、フラット35も仮審査も通りました。

比較的審査基準が柔軟だというので、あくまでも保険の意味合いで勧められました。

ワンチャン変動金利での審査が落ちたらマズイですからね。

それと子どもがらみの金利優遇制度の適用が、ギリギリ間に合うという理由もありましたが、それでも固定金利はやっぱり高い・・・。

変動金利と1%以上も違うので返済負担がグーンと上がるんです。

借りられることと、払い続けられることは別だから月々の返済額は非常に重要視しています。

そもそも実際の生活では住宅ローンの返済以外にも支出項目がありますからね。

  • 教育費(大学は無償化制度の適用外なのでキッツイですわー)
  • 日々の生活費
  • 家を持った後の固定費
  • 予想外の出費
  • 老後との重なり ←この時期をどう稼ぐかですよ

こうしたものが全部重なります。

若ければ時間を味方にできる部分もありますが、50代になると余白がどうしても小さくなります。

だから我が家では仮審査通過は「前進」ではあっても「安心」ではありません。

似た条件の人が仮審査の前に見ておいた方がいいこと

自分と似た条件の人がいるなら、仮審査の前に見ておいた方がいいと思うことがあります。

1. 通るかどうかより通ったあとに払えるか

これは本当に大事で、仮審査の通過はほんの入口でしかありません。

本審査はまた審査項目が少し異なりますし、団信が絡んできますから、その設計も考えなければなりません。

私は問われましたよ金融機関からハッキリと、「何歳まで働き続けますか?」とね。

2. 月々の返済額だけで判断しない

持ち家になると住宅ローン返済以外にもじわじわ効いてくる出費があります。

保険、通信、修繕、税金、光熱費など、住んでからの固定費も見通しを立てておいた方がいいです。

FPさんにライフプランを作成してもらうと、これから先の収支が見えるので参考になります。

私もFPさんにライフプランを作ってもらいました。(これはまた別の機会に)

3. 夫婦の気持ちが揃っているか

収入合算なら数字だけでなく「一緒に背負う覚悟」があるかどうかは大きいと感じます。

まあ大抵の場合は家族の合意があってこそのマイホームなんで、意思疎通がバラバラなわけがありませんよね。

ですが注文住宅の場合は、お互いの理想がぶつかり合うかもしれないので、そういう面では落としどころを探るためにも円満であり続けることがポイントかもしれません。

まとめ

50代半ば、低年収フリーランス。

それでも5000万円規模の住宅ローン仮審査には通りました。

この事実だけを見れば、同じような状況でマイホームが欲しい人にとって、少し希望が持てる話かもしれません。

不安を感じている人は、私の体験が参考になれば幸いです。

でも、今の正直な気持ちは、

「通ったからよかった」では終われない

というものです。

むしろ、

  • この先、払っていけるのか
  • 80歳まで背負っていけるのか
  • マイホームの取得によって別の何か犠牲が生まれるのではないか

そんなマイナス思考が駆け巡ります。

が、これからどう心境が変わるのか自分でもわかりませんが、少なくとも最後は「建ててよかった」と思えるように進めていきます。

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